ライセンスの詳細:必要なライセンスの決定

ライセンスの詳細:必要なライセンスの決定​

SharePoint は、多くの利用シナリオに対応する多彩な機能を搭載した製品です。SharePoint では非常に多くのことができるため、特定の要求に必要なライセンスを挙げることが難しい場合もあります。このセクションでは、お客様の組織に適した SharePoint ライセンスを特定する方法を紹介します。次の 5 つの質問に回答すると、購入すべきライセンスを判断するための一般的なガイダンスをご案内します。

  1. SharePoint は、どのような製品、ライセンスがが提供されていますか。
  2. SharePoint を内部ユーザー (従業員) に提供しますか、それとも外部ユーザー (サプライヤー、顧客、ベンダー、匿名のインターネット ユーザー) が使用できるようにしますか。
  3. SharePoint を実行するサーバーはいくつありますか。
  4. SharePoint にアクセスするユーザー数およびデバイス数はいくつですか。
  5. SharePoint が依存するマイクロソフト製品のライセンスを所有していますか。

1. SharePoint は、どのような製品、ライセンスが提供がされていますか。 

 SharePoint 2010 には次の 3 つのレベルの機能を提供しており、各レベルに対応する一連のライセンスがあります。

■SharePoint Foundation 2010 (注1)
■SharePoint Server 2010 Server ライセンス および SharePoint Standard クライアント アクセス ライセンス (CAL) の組み合わせ
■SharePoint Server 2010 Server ライセンス および SharePoint Enterprise CAL (注2) の組み合わせ

(注1)  SharePoint CALは必要ありませんが、Windows CALは必要です。SharePoint Foundation 2010 は無償でダウンロードしご利用いただけますが、それを稼働させるためのWindows ServerやSQL Serverとそれを利用するためのCAL等は別途必要です。これはSharePoint Server 2010 を利用する場合においても同様です。

(注2)  SharePoint Enterprise CAL のご利用にあたっては SharePoint Standard CAL が必要です

 

 

製品

説明​

特徴

ライセンスに関するメモ

SharePoint Foundation 2010​ SharePoint Foundation は、SharePoint Server のベースとなる技術です。SharePoint Foundation は、安全な Web ベースのコラボレーションのための、低コストなエントリー レベル、またはパイロット用のソリューションを求めている小規模な組織および部門に適しています。SharePoint Foundation を使用すると、SharePoint Server の基本インフラストラクチャであるプラットフォーム上のチーム ワークスペース、ブログ、Wiki、ドキュメント ライブラリを通して、スケジュール調整、ドキュメントの整理、ディスカッションへの参加などが可能になります。​ コラボレーション用のインフラストラクチャと、Web ベースのアプリケーションを構築するための基盤が提供されます。​ ダウンロードは無料です。SharePoint Foundation を使用する組織は、Windows Server の適切なライセンスを所有している必要があります。​
SharePoint Server 2010 および
Standard CAL
SharePoint Standard CAL 利用できる機能は、あらゆる種類のコンテンツを対象とするビジネス コラボレーション プラットフォームの導入を検討している組織向けのものです。SharePoint の中核を成す機能を使用して、コンテンツとビジネス プロセスの管理、情報や専門知識の検索と共有、組織の境界を越えた共同作業の効率化を実現できます。SharePoint Foundation 2010 で利用できるすべての機能は、SharePoint Server 2010 でも利用できます。​ 単一の統合プラットフォームが提供されます。このプラットフォームによって、チーム メンバーとの効率的なコラボレーション、組織リソースの発見、専門家や企業情報の検索、コンテンツとワークフローの管理、適切な情報に基づいた意思決定を行うためのビジネス上の洞察の獲得が可能になります。主な機能は以下の通りです:
• ポータル
• ソーシャル ネットワーク
• コンテンツ管理
• 検索 (FAST は除く)
• コンポジット (一部)​
SharePoint Standard CALと Enterprise における機能の違い。

SharePoint Server 2010 および
Enterprise CAL*

* :Enterprise CAL のご利用にあたっては Standard CAL が必要です

SharePoint Enterprise CAL で利用できる機能は Standard CALで利用できる機能の拡張版で、Web ベースの電子フォームや、PerformancePoint Services および Excel Services を使用したリアルタイム ビジネス インテリジェンスなどの、最先端の情報/データ管理を提供します。​ Standard CALで利用できるすべての機能に加え、次の機能が含まれます:
• 検索 (FAST Search)
• 可視化と分析 (例: Excel Services、PerformancePoint Services、Visio Services、ビジネス データ Web パーツ、グラフ Web パーツ、フィルター フレームワーク)
• コンポジット (例: Access Services、InfoPath Forms Services、Business Connectivity Services によるオフライン クライアントの統合)​

SharePoint Standard CALと Enterprise における機能の違い。

FAST Search を利用する場合は、検索用ソフトウェアの各実行インスタンスに対して、FAST Search Server 2010 for SharePoint を追加購入する必要があります。​

 

【注】
各 SharePoint エディションの完全な機能一覧については、「クライアント アクセスライセンス (CAL) 別機能比較」  を参照してください。 

 

また、エンタープライズ検索機能のみを必要とするお客様には、他に 2 つの製品をご用意しています。 

製品​

説明​

特徴

ライセンスに関するメモ

Search Server 2010 Express​ Search Server 2010 Express により、組織は迅速かつ簡単に検索機能を導入できます。​ • 使い慣れた、Web 検索スタイルのインターフェイス
• 既存の情報やビジネス システムへのシームレスな接続
• ドキュメント数の制限なし
• 管理性と簡便性のバランス
 
Web フロントエンド サーバー数に制限はありませんが、アプリケーション サーバーは 1 つのみをサポートします。​
ダウンロードは無料です。  ライセンスは 1 つのアプリケーション サーバーへの展開に限定されます。 ​
Search Server 2010​ Microsoft Search Server 2010 はエンタープライズ対応の検索ソリューションです。これにより、ユーザーは必要な情報を発見できるようになり、IT プロフェッショナルは、検索ソリューションを既存のさまざまなビジネス システムと統合して導入することができます。​ Microsoft Search Server Express のすべての機能に加え、次の機能が含まれます。
• 高可用性と負荷分散​
サーバー 1 台に付き 1 サーバー 1 台に付き 1 ライセンス。  クライアント アクセス ライセンス (CAL) は必要ありません。​
 

 

各エディションの完全な機能一覧については、TechNet の Enterprise Search ページ内の [検索テクノロジーの比較] - [この技術ダイアグラムをダウンロード(英語) ] を参照ください。

 

2. SharePoint を内部ユーザー (従業員) に提供しますか、それとも外部ユーザー (サプライヤー、顧客、ベンダー、匿名のインターネット ユーザー) が使用できるようにしますか。 

  • サーバー/クライアント アクセス ライセンス:内部ユーザー向け
  • "SharePoint Server 2010 for Internet Sites": 外部ユーザー向け

 

ライセンス モデル

使用例​

ライセンス

サーバーおよび
クライアント アクセス
ライセンス (CAL)​

• 内部ユーザー (従業員) 向け
 
• 外部ユーザー数を把握でき、CALを特定のユーザーに割り当てることができる場合は、外部ユーザーにも使用可能​
サーバー ライセンスとCALの両方が必要です。
 
• SharePoint Server 2010: サーバー ソフトウェアの各実行インスタンスあたり 1 ライセンス
• SharePoint Standard CALが、 SharePoint Server にアクセスする各ユーザーまたは各デバイスあたり 1 ライセンス必要。
 
さらに Enterprise CALで提供する機能が必要な場合:
• SharePoint Standard CAL に加え、Enterprise CALが SharePoint Server にアクセスする各ユーザーまたは各デバイスあたり 1 ライセンス必要。
 
サーバー/CAL のライセンスモデルに関するその他の注意点:
• CALはユーザーあたり、またはデバイスあたりのいずれかに基づいて購入できます。
• Enterprise CALは追加購入用ライセンスです。Enterprise CALで提供される機能にアクセスするには、ユーザーまたはデバイスが Standard CALと Enterprise CALの両方を所持している必要があります。
• CALは、サーバー ライセンスと同じバージョンか新しいバージョンである必要があります。
• 2 つのレベルの機能 (Standard と Enterprise) がありますが、サーバー SKU は 1 つのみです。インストール時に、管理者が各サーバーに対して Enterprise 機能を有効にするかどうかを設定する必要があります。
SharePoint Server 2010 for Internet Sites • 外部ユーザー向け (サプライヤー、顧客、ベンダー、匿名のインターネット ユーザー)
• このライセンスは、匿名ユーザーと認証ユーザーの両方に対して使用できます。​
サーバー ライセンスのみが必要となります。このサーバー ソフトウェアの各実行インスタンスに対して、個別のライセンスが必要になります。以下の 2 つから選択できます:
• SharePoint Server 2010 for Internet Sites, Enterprise:
SharePoint Server 2010 for Internet Sites, Enterprise は、SharePoint Enterprise CALで提供される機能を使用した、大規模な顧客サービス向けの Web サイトや安全な エクストラネット サイトの作成を検討している組織向けのライセンスです。
 
• SharePoint Server 2010 for Internet Sites, Standard:
SharePoint Server 2010 for Internet Sites, Standard は、SharePoint Standard CALで提供されている機能を使用した、公開インターネット サイトやベーシックなエクストラネット サイトの作成を検討している小規模/中規模組織向けのライセンスです。このライセンスは、単一ドメイン上の単一サイトでのみ使用できます。 

Microsoft Office SharePoint Server 2010 for Internet Sites のライセンスに関するその他の注意点:
• Microsoft Office SharePoint Server 2010 for Internet Sites 経由でライセンスされたユーザーに対しては、クライアント アクセス ライセンスは必要ありません。
• SharePoint Server 2010 for Internet Sites ライセンスは、外部ユーザー (匿名インターネット ユーザーまたは認証済みのエクストラネット ユーザー) にのみ対応します。外部ユーザーが、すべてのコンテンツ、情報、アプリケーションにアクセスできる場合に限り、内部ユーザーはこのライセンスを使用できます。内部使用に限定したコンテンツ、情報、アプリケーションがサーバーにある場合は、内部ユーザーにCALが必要です。また、使用されるサーバーには Microsoft SharePoint Server 2010 のライセンスが必要です。
適用の詳細は”Microsoft SharePoint Server 2010 for Internet Sites のライセンス ”を参照ください。

• Microsoft Office SharePoint Server 2010 for Internet Sites は、外部利用コンテンツの編集者向けに使用できます (SharePoint の使用範囲内で編集される場合、その編集者に対するサーバーおよびクライアント アクセス ライセンスは必要ありません)。
• Microsoft Office SharePoint Server 2010 for Internet Sites は、外部ユーザーへのコンテンツ公開に関係するすべてのサーバー (ステージング、アプリケーション、インデックス、フロントエンド) にライセンスする必要があります。
• 内部向けと外部向けの SharePoint を統合して単一展開する場合は、SharePoint Server 2010 と SharePoint Server 2010 for Internet Sites の両方のライセンスを取得し、このソフトウェアの同じ実行インスタンスに対して、この両方のライセンスを同時に割り当てることができます。ただし、SharePoint Server 2010 for Internet Sites の使用権上は許可されていない手段でコンテンツにアクセスするユーザーおよびデバイスに対しては、SharePoint Server 2010 の使用権に従って、必要とされるクライアント アクセス ライセンスを取得する必要があります。
 
詳細につきましては以下も参照ください
 

 

3.   SharePoint を実行するサーバーはいくつありますか。 

サーバー ソフトウェア (SharePoint Server 2010 または SharePoint Server 2010 for Internet Sites) の各実行インスタンスに対してサーバー ライセンスが必要です。これら 2 つの SKU の違いの詳細については、質問 2 を参照してください。
 
SharePoint Server 2010 for Internet Sites を外部公開シナリオのライセンスに使用する場合、ファーム構成に関わらず、また、ユーザーが直接サーバー (ステージング、アプリケーション、フロントエンド、インデックス) にアクセスしているかどうかに関わらず、外部ユーザーにコンテンツを公開しているすべてのサーバーに対して、サーバー ライセンスを取得する必要があります。典型的な例外は、開発およびテスト環境のサーバーです。これらは通常、MSDN ライセンスが対応します。これは、特定のソリューションをサポートするすべてのサーバーは同様にライセンスされる (例: サーバーおよびクライアント アクセス ライセンス モデル、サーバーごとの ""For Internet Sites"" モデル) 必要があるという論理に基づいており、情報がサーバー間を移動する順番とは無関係です。
 
同じサーバー ファームが内部ユーザーと外部ユーザーの両方をサポートするようなトポロジに対応するために、同じサーバーに両方の種類のサーバー ライセンス (SharePoint Server 2010 と SharePoint Server 2010 for Internet Sites) を割り当てて、このソフトウェアの同じ実行インスタンスを使用することができます。

 

4.   SharePoint にアクセスするユーザー数およびデバイス数はいくつですか。 

マイクロソフトでは、クライアント アクセス ライセンス (CAL) の購入時に次の 2 つのオプションを提供しています。接続デバイス数に基づく CAL (デバイス CAL) と接続ユーザー数に基づく CAL (ユーザー CAL) です。デバイス CAL では、デバイスの利用ユーザー数に関わらず、SharePoint Server にアクセスするすべてのデバイスに対してクライアント アクセス ライセンスが必要になります。ユーザー CAL では、使用するデバイス数に関わらず、SharePoint 2010 Server にアクセスするすべてのユーザーに対してクライアント アクセス ライセンスが必要になります。


組織のニーズに合うモデル (デバイス CAL またはユーザー CAL) を選択してください。例えば、従業員が複数のデバイスを使用したローミング アクセスを必要としている組織の場合、ユーザー CAL を取得するのがよいでしょう。また、デバイスを共有する複数シフトの従業員がいる組織の場合、デバイス CAL を取得するのがよいでしょう。
  

5.   SharePoint が依存するマイクロソフト製品のライセンスを所有していますか。 

Microsoft SharePoint Server 2010 には、Windows Server および SQL Server が必要ですが、これらの製品のライセンスは含まれていません。そのため、Windows Server と SQL Server の適切な必須ライセンスを取得する必要があります。

  • Windows Server はたいていの場合、サーバーおよびクライアント アクセス ライセンス モデルでライセンスされます。
  • Windows Server のライセンスに関する完全な最新情報については、Windows Server 2008 ライセンス ページ を参照してください。
  • SQL Server には次の 2 つの主要なライセンス モデルがあります。サーバーおよびクライアント アクセス ライセンスと、プロセッサごとのライセンスです。
  • SQL Server のライセンスに関する完全な最新情報については、SQL Server 2008 ライセンス ページ を参照してください。
  • 実現技術の詳細については、SharePoint Server システム要件を参照してください

購入方法